【北部分会稲見照代】
9月14日に東京大学名誉教授の小森陽一さんと、作家・活動家の雨宮処凛さんの対談形式で憲法学習会「憲法を生かすということ」開かれました。
雨宮さんは生活困窮者の支援に取り組んでおり、コロナ禍における状況を詳しく教えてくれました。パンデミックから1年半経っても困窮者からの相談は収まらず、それまでネットカフェで生活していた人からSOSの連絡が来るようになったり、一見普通の見た目だけど若いホームレスが増えている状況を語りました。若い女性の自殺者も増えているそうです。そういったピンチを、生活保護という最後のセーフティネットに繋げていくチャンスだと思って活動されていました。
憲法25条では、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とあります。
もしそうならば国民の生活を自己責任論で片付けるのではなく、国のトップが「命を大切にする、誰一人取り残さず貧困では死なせない」ということをすれば、9条と25条の憲法が生かされ、国民としては安心できると思いました。