大宣伝週間の最終日、6月21日金曜日の夜。
企業内ディーセントワークカフェを開催しました。
今回企画してくれたのは北部分会の野丁場群に所属する、通信関係の事業所さん。
以前従業員さんが支部事務所に来所した際、「ぜひ職場の交流会としてディーセントワークカフェを企画してください」とお願いしていたのですが、ついに応えてくれました。
参加者は組合加入歴15年近くの37才のお2人と、31才(加入歴10年)の方と、40才(加入歴3年)の方。
組合からは鳶職の支部常任執行委員1人と、北部分会担当書記1人の、合計6人。
会場は幡ヶ谷の中華料理屋さんです。
皆さん緊張した面持ちでご来店。
これから一体何が始まるんだろう?という表情で席に着きます。
事業所の仲間と組合の距離を縮めるための取り組みなので、まずは乾杯して、リラックスした中で土建タイムスタートです。
そもそもディーセントワークとは?
「働きがいのある人間らしい仕事」の事です。
1919年、世界中の労働者の労働条件と生活水準の改善を目的に、国連最初の専門機関「国際労働機関(ILO)」が作られました。
そのILOが2009年の総会で21世紀の目標にしようと決めた働き方がディーセントワーク。
ILO駐日事務所のホームページには、「ディーセントワークとは、労働者の権利、社会保障、社会対話が確保されていて、自由と平等が保障され、働く人々の生活が安定する、すなわち人間としての尊厳を保てる生産的な仕事」と掲載されています。
「私達東京土建も世界中の労働者と連帯して運動しているんですよ」と、注文した料理が来る前に説明させてもらいました。
じゃあ私達建設業の労働組合は、ディーセントワークを実現させるために何をしているか。
全建総連が発行した大手企業交渉特集号や、東京土建が作成したゼネコン・住宅企業交渉報告、建設キャリアアップシステムチラシを使って、建設現場で働く仲間の処遇改善のための運動を紹介。
また、渋谷支部の、仲間の声を集めるための組織再編方法や野丁場群ニュース、懇親会、その他さまざまな運動やイベントを、お料理をいただきながら説明。
皆さんお腹空いているよね、早く食べたいよね、料理冷めちゃうし…と心配し、結構早口で話してしまいましたが、どの項目もとても興味深く聞いてくれて、しょっちゅう質問のために話が遮られ、組合と初めて接する仲間の反応ってこういう感じなのか…と感激。新鮮でした。
仕事や現場の話、それぞれの地元の話などなど色々な事を交流し、すっかり打ち解けて2次会にも行き、午前1時過ぎに解散しました。
組合との距離、どうか縮んでいますように。
興味を持たれた事業所の皆様、ぜひご一緒にディーセントワークカフェを開催しましょう。お気軽に支部事務所へお問い合わせください。