「21世紀型分会」作りに挑戦し早期に2700人支部へ
渋谷支部第55回定期大会が4月15日「けんせつプラザ東京」で開催され、初参加者や若い組合員も多く、活気のある大会となりました。132人の参加でした。本部から佐藤常任委員、桑原区長、前田区議会議長はじめ、区議会各派の議員、友好団体からも多くのご来賓の方が参加され、ご挨拶をいただきました。
午前中は、1年間の経過報告と決算報告、新年度の運動方針、予算が提案されました。
午後からは、5つの分科会に分かれ、活発な討論が行われ提案された議案は、すべて全員賛成で採決されました。
《堀江委員長あいさつ》
昨年度中に11人の仲間がお亡くなりになられました。このなかには、組合加入歴が最長の幡ヶ谷分会所属・伊藤友夫さんもおられます。享年95歳でした。
伊藤友夫さんは、1950年(昭和25年)8月、34歳で組合に加入し、組合歴62年という大ベテランの組合員です。 伊藤さんが加入した1950年という年は、まだまだ戦後の混乱が続いており、食糧難、失業者が日本中にあふれ、健康保険もなく、建設労働者は「ケガと弁当は手前持ち」という時代でした。 第4回本部大会スローガンでは「失業者から一切の税金を取るな」「平和産業をおこし、仕事増やせ、手間を上げろ」「健康保険、労災保険を適用しろ」という現在とも共通する要求が提案されています。私たちは、伊藤さんや、なかまの意思をしっかり受け継ぎ、建設労働者の労働条件改善と、社会保障充実、平和な日本をめざしがんばっていく所存です。また、東日本大震災から1年が経過しましたが、いまだに34万人を超える人々が避難を余儀なくされ、被災地では孤独死、病死がふえている報告がされています。改めて、仲間と震災犠牲者に対して心からご冥福をお祈りします。
2012年の今年は我々にとっては幾多の困難が待ち構えています。
消費税と社会保障の一体改革、TPP参加にたいし、私たちの仲間の賃金、仕事、くらしや命の綱である建設国保を守り、2700人の峰へ春の拡大で達成させ、公契約条例制定にむけて7月5日のシンポジュウムを成功させます。
また組合員の健康診断と特定健診の受診率を上げる運動に力を注いでいきたいと思います。
《大会参加者の声》
アスベスト訴訟に力を
【事業所中央分会 重森和芳】
今回初めて、定期大会に参加させて頂きました。私は労働対策担当となりました。大会では2011年度の総括と2012年度の取り組みをメインに、話し合いが行われました。
特に労働対策ではアスベスト問題が重視されました。アスベストは高度経済社会に生まれたものであり、未だに苦しんでいる方もいらっしゃいます。今後は、訴訟運動やアスベスト労災の活動が必要になります。
私も労働対策部の一員として役にたてればと思います。
若い組合員が声を上げよう
【幡ヶ谷分会加藤茂】
前回は、午前で退出しましたが、今回は一日参加させて頂き、感じたことはもっと若い組合員が声を上げていかなければいけない。人との関わりも勉強になりました。夜の勉強会もお願いしたいと思います。(耐震工事、長期優良住宅関係)私も微力ながらがんばらせて頂きます
初参加
【西富分会 倉住旬】
私は定期大会に参加は初めてだったのですが、思っていたよりもずっと広く、深い活動をつづけて来られている様に感じました。
住宅デーは地域に影響を
【設計分会 齋藤剛正】
定期大会は執行部の頑張りで成功裏に終了。幹部の方々の大変なご苦労の結果だと会場の雰囲気から見えました。今後の支部の発展が期待できそうです。
私の参加した第一分科会では、住宅デーの地域に与える影響が良いとの発表がありました。
それは包丁研ぎ・細かな修理・調整等親切な対応により東京土建の印象は大変よく仕事受注に繋がった。住宅デーは地域に示す良い機会の一つである事を再認識しました。